新規オープンカフェバーでも地域のお客様を集客出来る体勢を整えたい

今回ご紹介するのは、2022年に東京都中野区にオープンしたカフェバー、bar airia 中野新橋の隠れ家様(以下「airia様」)のWEBサイト制作事例です。

この事例の概要
- 実施内容:既にある程度デザインが決まっているテンプレートをベースに使用し、airia様のコンセプトに合わせてデザインを徹底カスタマイズしたホームページ制作
- 制作方法:WordPressテーマカスタマイズ
- 初回お打ち合わせから納品まで:約1ヶ月
- 制作プラン:スピードプランを基本にカスタマイズ
- 制作費用:100,000〜150,000円
新規オープンするカフェバーのWEB上での土台を整えたい
このホームページ制作は、もともと交流があったYouTuber内野愛里ちゃん(以下「アイリさん」)からご依頼いただきました。
別店舗のバーで店長としての経歴を持つアイリさんは、自分で「隠れ家」をコンセプトとしたカフェバーをオープンしたいと教えてくれました。
アイリさんはもともとインターネットで知名度とバーの店長経験を兼ね備えた方であるため、カフェバーオープン前からある程度の集客力を持った状態でした。
しかし、アイリさんが目指すのは「バーって敷居が高そう」と考えるような、ライト層の方や地域の方も集客できる店舗です。
そんな方々に「アットホームだけど、初見を邪険にしないよ。行きつけのバーがあるよって言いたくないですか?」と問いかけるようなメッセージをヒアリング当初からお持ちでした。
Twitter(X)やYouTubeなど、アイリさんはさまざまな媒体で影響力を持っている方です。しかし、カフェバーとしてオープンし、自分のことを知らない地域の方も集客する上ではホームページの存在が必要だと思い、ご依頼いただきました。
なお、オープン前ということもあり出来るだけコストを下げてホームページを制作したいとご希望だったため、本事例では既にある程度デザインが出来ているテンプレートを土台に、airia様の雰囲気とコンセプトに合わせてカスタマイズして制作しました。
- ホームページ制作に不可欠なサーバーやドメインの契約・取得からサポート
- カフェバーとしてのオシャレ&隠れ家のような雰囲気を持つデザインのホームページを制作
- テンプレートカスタマイズで制作することで予算内に収めました。
今回のご支援内容

airia様はバーに来店経験が少ない方でも気軽に来店でき、行きつけのバーとして生活に馴染むような店舗を目指しているとのことでした。
これをゴールとする場合、個人経営のカフェやバーは外から雰囲気が分からないと入店しにくいです。そしてairia様はターミナル駅を最寄りにしたり駅の真ん前にあったりする店舗ではありません。
そのため、顧客は「airiaに行こう!」と考えて来店する目的型来店が大多数となる可能性が高いです。そのため、地域の方はもちろん、インターネット上でアイリさんを知っている方にも「一度行ってみようかな」と思って貰うためのフックを作る必要がありました。
ここでフックになるのが、ホームページの存在です。掲載できる情報が決まっているポータルサイトや投稿形式がある程度決まっているSNSと違い、ホームページは自由に情報を掲載できます。
そして、ホームページはairia様の雰囲気やコンセプトをインターネット上で最大限、そして自由に伝えられる媒体です。
このため、本事例は既存デザインのカスタマイズによる制作ではあるものの、大幅にデザインをカスタマイズし「一度行ってみたいなと思えるアットホームでオシャレなカフェバー」だと認識されるためのホームページを目指しました。
もとのデザインとカスタマイズ後のデザインの違いは、以下で比較してみてください!


ポップな可愛らしさとバーとしてのシックな雰囲気を両立したデザイン
アイリさんへのヒアリングでは、店舗について以下のようなことをお話しいただきました。
- 雰囲気はオシャレだけど静かで静かで落ち着きがある空間
- 非接触対応も導入するなど、顧客としての目線を重視したお客様ファーストな店舗
- 女性がデートやお友達同士でも気軽に来店しやすいよう、トイレに生理用品や歯ブラシなどのアメニティを完備
- オシャレかつアットホームだけど一見さんも楽しめる敷居の低いお店にしたい
- 仲良しの友達とお茶しているときのような時間をお客様と共有したい
- 何時間でもいられる居心地の良さを感じる、作業も出来る快適な空間
これらのお話を元に作成したデザインの方向性として「ポップなかわいらしさとシックな雰囲気を両立したデザイン」を定めました。
バーと聞くとオーセンティックバーのような静かで落ち着いた、暗めの配色の空間が多いですよね。このようなイメージが先攻するとどうしても足を運ぶハードルが高くなってしまいます。
そこで、アイリさん自身が非常に可愛らしくユーモアがある方であることや、ご本人がデザインしたロゴやキャラクターがポップな印象であることを考慮し、ホームページデザインにもポップな可愛らしさを取り入れました。
これにより、バーとしてのオシャレな雰囲気は維持しつつも、気軽に来店できそうに思える堅すぎないデザインを目指しています。


ポップで明るいけど気軽な雰囲気を感じてもらうため、ピンクや白、手書き風フォントなどを使用して柔らかくもオシャレなデザインを目指しました!





アクセントとして、カフェバーのためスライダーのページ表示は●ではなく各画像をイメージできるアイコンにしています。
「今までバーに通ったことがない人」の不安を解消するコンテンツ
「今までバーに通ったことがない人」にとってバー訪問のハードルが高い理由はさまざまなものがありますが、ありがちな理由として「どんなメニューがあるのか分からない」「頼めるお酒が無かったらどうしよう」「結構お金がかかりそう」のようなものがあります。
バーに通ったことがない人の中には、バーで提供されるドリンクは名前が分からないカクテルやアルコール度数が強いお酒しかなさそうなイメージを持つ方も多いです。ノンアルコールを頼むべきではないと思うこともあるでしょう。
airia様はカフェとしての特性も持つため、ノンアルコールドリンクメニューが用意されています。また、一般的なお酒としてハイボールやサワー、ジントニックなども提供可能です。
メニューをホームページに掲載するのは簡単ですが、ただメニュー名と料金だけ掲載するのでは格式高いバーのメニューと変わりません。
そこで、airia様のホームページ上メニューでは、実際に提供されるメニューをイメージしやすいよう、各メニューをモチーフにしたイラストを添えています。





各メニューは掲載に向いた映える写真を使うと「オシャレそう…」と閲覧者が気後れしてしまう可能性があるため、ポップかつ身近なものと捉えて貰えるようイラストを採用しています!





「いつ開店してるんだろう?」と思う方への対策として、Googleカレンダーの予定が表示されるカレンダーを設置しています。
この事例におけるポイント
- 既存デザインのカスタマイズによるホームページ制作でも十分に個性を出すことは可能。
- 一見正反対に見える「オシャレなバー」と「アットホームな雰囲気」はデザイン次第で両立可能