講師の回答を待たずに自分で問題を解決できる「よくある質問」をまとめたWikiページの作成

今回ご紹介するのは、日本一受講生が多いオンラインスクール「デイトラ」ドローンコース様(以下「デイトラ様」)用に作成したまとめWikiの作成事例です。
Wikiを導入してどのような変化が起きたのか、導入前後の違いも含めてご紹介します!
より受講生に快適な状態で学んで貰うためのツールが必要だった
オンラインスクールとしてレッスン内容を提供しているデイトラ様は、普段よりチャットツールを利用して質問を受け付けており、メンターの方がそれを確認次第で回答する形で質疑応答を行っています。
受講生は皆同じレッスンを各自で受講しているものの、質問される内容は重複することも多いです。
しかし、メンターは常にチャットを確認できるわけではありません。当然、別件対応で回答まで遅れ、受講生を待たせてしまうこともあります。
ここが分からなくて質問したのに回答が来ないし、次に進みにくいな…
また、デイトラ様の扱う「ドローン」は法律改正の流れが激しく、参考ページとなる国土交通省のWEBサイト上では各ページごとに資料が置かれており、配置場所を把握しにくいです。
この他にも、デイトラ様のレッスン内容としては扱っていなくとも、受講生が知っておいて損はない情報は多数あります。ですが、この情報もまとめる媒体がないため、チャットでの共有のみになっていました。
今回のWikiは、これらの問題を解決するため、質問への対応遅延を防いだり、錯綜している情報をまとめたりするツールとして導入されました!
Wikiには過去の質問に対するメンターの回答がまとまっているため、受講生はWikiを閲覧して同じ質問があれば、回答を待つことなく解決可能です!
導入前の課題
- 質問するタイミングによってメンターの回答が遅くなり、受講生の進捗に影響が出てしまう
- 国土交通省のWEBサイトで掲載されている情報がバラバラなため、何処を見ればどの資料があるのか分からない
- レッスンに掲載するほどではなくとも、受講生が知っておいた方がいい情報が多くまとめたい
「困った時にとりあえず見る」専用のお助けページの導入


デイトラ様の提供しているレッスンは「資格取得編」がメインですが、資格取得に関する質問だけでは無く受講生が自分でドローンを飛ばす際に感じた疑問にも回答しています。
また、今までのチャットではさまざまな情報や購入おすすめ品などが共有されており、これをそのままにするのは勿体ないため、これらの情報についてもまとめるページを作成する方針でWikiを作成しました。
神奈川県の〇〇という場所はドローンを飛ばせました!
機体を買う時は〇〇のシールも一緒に買っておくのがいいです!
ここのドローンコミュニティは情報交換が活発なのでおすすめです!
「Notion」で作成し、作成コストを削減しながら効率的に作成
今回デイトラ様に導入したWiki作成に使用したのは「Notion」というツールです。
Notionは無料(一部有料)で誰でも利用できる情報管理ツールであり、俗に言う「ノーコードツール」に該当します。
ノーコードツールを利用する場合はシステムを0から組む必要がないため、その分Wiki作成にかかるコストも時間も削減可能です。
WEBサイト形式で作る必要がない場合はNotionやその他のツールをおすすめしています。
ノーコードツールは基本的に難しいWEBサイト制作の知識などは不要で、その中でもNotionは特に効率的に・見やすく情報を各ページごとにまとめられるのが特徴です!


分類したい情報も手軽に共有できるデータベースで管理
ページ単体でQ&Aを作成・管理できるほか、データベースとしてタグ分けしたりファイルを添付できたりします。
例えば、デイトラ様のWikiではテーブル型のデータベースで、ドローンの飛行許可承認申請時などに使用すると便利なツールがあるWEBサイト一覧を利用目的ごとに色分けした状態でまとめています。


データベースはさまざまな形式が用意されているため、購入おすすめ品などを画像・Amazon等のリンク付きで機種ごとにまとめたページも作成しています。


どう質問したらいいか分かりづらい内容が事前にまとまってて分かりやすいです!